人気ブログランキング | 話題のタグを見る

読んだ本で気にかかる部分をピックアップします。


by nakaya013

希望を捨てる勇気  池田信夫著

ちょっとショッキングな題名「希望を捨てる勇気 」です。

いまの日本、品物は有り余っています。

ないのは未来への希望だけと言われています。

そんな時代背景にあえて筆者が書いたことは?!

と思い読んでみました。

内容は、少し難しいです。余りのめりこむ本ではなかったです。


筆者は言いたかったのは、以下ことばで表現されている思います。


『いま正社員という椅子に座っている老人はずっとそれにしがみつき、

そこからあぶれた若者は一生フリーターとして漂流するしかない。』

いかがでしょうか。さらにあぶれた若者たちは、2ちゃんねるなどの

仮想空間の共同体を築いている、とういのです。


この本で気になる点

■ 経営者と労組の結託
   組合員の既得権を守るために新卒を採用しない。
   非正社員を採用する。

■ 解雇しやすいほうが雇用が増える。
   労働組合が「労働者を保護せよ」と言うとき、労働者の利益は
   失業者や非正社員にとって必ずしも利益とは限らない。

■ 姉歯建築士の設計した建物は、「震度5で倒壊する」とされ取り壊された。
  だが、同じ論法で1981年改正建築基準法以前の建物も取り壊さなければ
  ならない。しかし役所もマスコミもそれを問題にしない。
  震度5で倒壊した建物はまだないのである。
  このように違法ではないが重要な問題が放置され、どうでもいい違法行為が摘発されるのである。

■ 「2ちゃんねる」、「はてなブックマーク」などの匿名の書き捨てに適したアーキテクチャが
  社会への不満分子の「ガス抜き」の効果があると見られ、警察もて摘発しないのかもしれない。

■ 日本は所得の量を増やすことより生活の質を高めることを考える時期なのである。


今、民主党政権下で子供手当てやら高校の授業料免除などやめて

もっとそのお金を生かした使い方があるのではと思うことがあまります。

高速道の無料化もエコの時代に逆行。

今後、おおきな経済成長は望めない日本。

無駄に税金を使うのではなく、国民の生活のレベルを高めることに使ってくれるのは大賛成です。

例えば、長期優良住宅への補助などは、エコで耐震性があるなど、とってもいいことですが。

● 本の評価としては、☆☆2つです。もう少し平易な書き方だとよかったと思います。

  わたしには難しすぎました。

希望を捨てる勇気  池田信夫著_d0128853_16575621.jpg

by nakaya013 | 2010-04-11 17:04 | 池田 信夫